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ファミコン版天地を喰らう 軍師キャラの隊列変更阻止について

 天地を喰らうシリーズは策略を使うにあたって「軍師」に任命された武将がいないと使用不能になるのですが、軍師に任命された武将は戦闘が開始されると隊列の一番後ろに配置され、隊列が6人以上になると直接戦闘に参加できなくなるというシステムになっています。これがいわゆる文官タイプ(武力や兵士数が低く知力が高い傾向の武将)であればまだいいのですが、劉備や馬謖や姜維のように文武両道の武将を軍師に任命する必要がある場合は事情が変わってきます。そこで、軍師に任命した武将がどのような処理で隊列の一番後ろに回されてしまうのか調べてみました。その結果、大まかに言うと「戦闘開始時にまず隊列の人数をチェックし、6人未満である場合は各武将の状態をチェックし、正常であれば隊列の位置そのまま、それ以外の状態の武将は隊列の最後尾に変更する。6人以上の場合は軍師を隊列の最後尾に移動させるが、負傷中の武将がいる場合は更に軍師の後ろに配置する」という処理内容でした。ここで言う武将の状態は「00=負傷中(戦闘不能)、40=軍師、80=正常、C0=正常かつ軍師」の4種類で、この処理内容を変更すれば軍師に任命した武将も隊列の変更がないまま戦闘に参加できそうです。つまり「隊列が6人以上でも6人未満でも武将が正常な状態であれば隊列の位置そのままを維持し、負傷中の武将のみ隊列の最後尾に変更する」とすればよいのではないでしょうか。この仮説を基に改変を行い、成功すればパッチとして公開する予定です。

第4次スーパーロボット大戦 武器拡張パッチを公開しました

以前作成した「武器数拡張パッチ」に変更を加え、武器アニメーションを512種類まで設定できるように改良しました(名称も「武器拡張パッチ」に変更しています)。武器アニメーション自体はプログラムの変更を加えなくてもオフセットテーブルの絶対値にアドレスを入力する事で1,024種類まで設定可能(私は実際に設定可能アドレスの大半を使用しています)なのですが、どうやらそこまで必要はないという見解の方が多いご様子なので、今回は512種類に留めています。

 パッチの内容や注意事項自体は改良前とあまり変わりませんが、武器アニメーションデータの0000~00FFまでの内容を拡張領域に移設した関係で、基本的に武器アニメーションを改変するような内容のパッチは使用不可能になっていると認識願います。但し、「武器アニメバグ修正パッチ改2」と同等の修正は完了された状態になっていますので、戦闘アニメーションのバグ修正を行う必要はないと思います。データの設定に関する詳細な使用方法は添付の資料をお読み下さい。なお、当初予定していた追加武器アニメーションは同梱されておりませんが、後日個別に追加パッチを作成する予定です。ダウンロードは以下のURLから可能です。ファイル解凍に必要なパスワードは「Xnw7KNLW*&PvDqKi」


https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/93


 余談になりますが、武器アニメーションのSE設定について。武器アニメーションのSEに使用される波形データの設定は、ROMの12A19Bから始まるオフセットテーブルにて定義されています。内容としてはオフセットの参照先には数値が記されており、これはSEに使用する波形データの組み合わせ(23000のオフセットテーブルのID)を示しています。例えば13(ビームサーベル)にあたる12A5A1~12A5A4には「67 7D 8B 00」と記述されているので、この場合は23000で設定された「67=2304E7」「7D=230501」「8B=230525」のデータを使うという事になります。設定の終端値は「00」です。オフセット自体は512種類(武器アニメの0000~01FF)分まで用意されており、0200~03FFのアニメーションはIDから-0200hしたものを使用する仕組みになっています。これに関してはプログラムを改変すればきちんと03FFまでのオフセットテーブルを設定する事が可能なのですが、今回は実施しておりません。

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