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ファミコン版天地を喰らう 軍師戦列参加パッチを公開しました&今後の課題

 作成告知からかなり時間がかかってしまいましたが、ファミコン版天地を喰らうの「軍師戦列参加パッチ」を公開しました。内容としては隊列判定の処理の旬版を上書きして「軍師に任命された武将を戦闘開始時に隊列の最後に移動させず、そのままの位置で戦闘を開始する」というものです。  なお、隊列に負傷中の武将がいる場合は戦闘開始時に戦列から除外されます。処理的には負傷中の武将を戦列に加えたまま戦闘を開始する事も可能なのですが、基本的には武将が負傷したまま戦闘を終了した場合は大半のプレイヤーが移動画面で負傷を治療すると思われますので今回は組み込んでいません。  今後の当面の目標は「戦闘終了時に負傷した武将を自動的に復活させる処理の組み込み」や「兵糧を消費して移動中に兵士数を自動回復させる処理の組み込み」ですが、拡張領域にうまくアクセスできない状態があるので調べてみたところ、単純にROMサイズを拡張するだけではなくROM形式を同じマッパー1のSUROMというものに変更しなければならないようです。「天地を喰らう」はマッパー1のSNROMという形式で、この形式は256KBまでのROM領域しか確保できず、これ以上のサイズにするにはSUROMに変更する必要があるのですが、SUROM形式に対するバンク切り替えの定義の解釈が誤っているのか、フリーズが頻発しています。SUROMに関しては国内でも海外でも殆ど使用されなかったROM形式のため非常に資料が少なく、完全にこの技術を確立するにはまだまだ時間がかかりそうです。  「軍師戦列参加パッチ」は以下のURLからダウンロードが可能です。ファイル解凍に必要なパスワードは「ft%DX_-ZZ~~yb4tq」です。 https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/97

第4次スーパーロボット大戦 換装システムに関するアイデア

 以前から何度か触れている「換装」システムの実装ですが、機体の特性に合わせていくつかのパターンを考えています。

 まず「変形」の改変による換装。これは出撃準備画面の「合体・分離・変形」画面で任意の形態に「換装」するというものです。このコマンドで換装した機体は次のマップをその形態で戦う事になり、シナリオクリア後もその形態が維持されたままになります。あくまで「変形」の延長線上なので実装は簡単ですが、機体のIDを予め連番にしておかないといけないのが難点です。

 第2のパターンは「強化パーツ」による「換装」。主にフルアーマー系の機体でこのシステムの導入を予定しており、例を挙げると強化パーツの「チョバムアーマー」を装着したアレックスは「フルアーマーアレックス」になるといった感じです。システム的には比較的簡単に実装できるのですが問題がないわけではなく、撃墜された際にリ・ガズィのBWSや後発作品のフルアーマー系の機体のように外装を捨てて元の機体に戻すという処理はやや困難になります。そもそも本来はアーマーだけが破壊された際に中身が完全に無事であるよりもGBA版Aのシールドシステムのようにアーマーと本体のHPを分ける方が理に適っているような気がします。

 第3のパターンは「改造ボーナス」による「換装」。例を挙げると第2次GのV2ガンダムや64のガンダムW勢のカスタム化のようなもので、機体の改造項目をある特定の段階(または既定の段階)まで改造すると別の形態に変更するというものです。直接SRAMの登録データを書き換えてしまうので厳密には「換装」ではなく「変化」や「進化」と言った方が正しいのかもしれません。艦これの「改」や「改2」などの艦娘バリエーションはこれで再現してみるのも面白そうですが、不可逆のためユニット特性が大きく変化するとプレイヤーが困る場合がある事に加え、このシステム専用プログラムを何もない状態から作らなければならないのが少々面倒です。

 他にもいくつかの換装システムを考えてはいますが、元々第4次のシナリオ自体がそこまで長いわけではなく、これらのシステムを導入しても碌に活用できないうちにエンディングを迎えてしまう可能性が高そうですね。

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