天地を喰らうシリーズは策略を使うにあたって「軍師」に任命された武将がいないと使用不能になるのですが、軍師に任命された武将は戦闘が開始されると隊列の一番後ろに配置され、隊列が6人以上になると直接戦闘に参加できなくなるというシステムになっています。これがいわゆる文官タイプ(武力や兵士数が低く知力が高い傾向の武将)であればまだいいのですが、劉備や馬謖や姜維のように文武両道の武将を軍師に任命する必要がある場合は事情が変わってきます。そこで、軍師に任命した武将がどのような処理で隊列の一番後ろに回されてしまうのか調べてみました。その結果、大まかに言うと「戦闘開始時にまず隊列の人数をチェックし、6人未満である場合は各武将の状態をチェックし、正常であれば隊列の位置そのまま、それ以外の状態の武将は隊列の最後尾に変更する。6人以上の場合は軍師を隊列の最後尾に移動させるが、負傷中の武将がいる場合は更に軍師の後ろに配置する」という処理内容でした。ここで言う武将の状態は「00=負傷中(戦闘不能)、40=軍師、80=正常、C0=正常かつ軍師」の4種類で、この処理内容を変更すれば軍師に任命した武将も隊列の変更がないまま戦闘に参加できそうです。つまり「隊列が6人以上でも6人未満でも武将が正常な状態であれば隊列の位置そのままを維持し、負傷中の武将のみ隊列の最後尾に変更する」とすればよいのではないでしょうか。この仮説を基に改変を行い、成功すればパッチとして公開する予定です。
先日YouTubeにて公開した動画とは若干仕様が異なります(私が個人的に使用しているROMイメージは各プログラムやデータの拡張性を考慮してかなり大々的にROMマッピングを変更しているのですが、今回は限られた容量を使ってほぼ同等の内容を再現するために仕様を変更しています)が、赤色のスラスター(中)の代わりに青色のスラスター(中)が適用されるパッチを公開しました。ついでに前進モーションにてオーラコンバーターの場合SEが挿入されたり水中の前進モーションでスクリューのエフェクトがなくなったり無音の前進モーションでSEが挿入されます。スラスター(小)とスラスター(大)は赤色のままですので、「スーパーロボット系の機体は赤色のスラスターエフェクトでないとちょっと嫌だなぁ」という方は機体の設定データから(人力にて)赤色のスラスターに変更可能です。既存のデータを直接上書きしていますので、特に未使用領域などは使用していません。
なお「既知の不具合」として、前進の際のSEと一部のSE、またはBGMの組み合わせにてBGMにノイズが入る事があります。これは元々の第4次でも確認できる不具合(一部の地形やBGMにて特定の武器を使用する際に稀にノイズが入ったり無音化する事がある現象)で、原因はサウンドドライバと波形データの仕様によるもの(使用される波形データ同士の相性によってBGMやSEに無音の箇所が出たりノイズが発生する)のため、現状ではサウンドドライバの抜本的な改修を行わない限り修正不能ではないかと思われます。パッチを使用する際は以上の点を踏まえて下さい(不具合の軽減のための調査は進めていく予定です)。ダウンロードは以下のURLから可能です。解凍パスワードは「F2KqPGtv5Yd4Yff6」です。
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