天地を喰らうシリーズは策略を使うにあたって「軍師」に任命された武将がいないと使用不能になるのですが、軍師に任命された武将は戦闘が開始されると隊列の一番後ろに配置され、隊列が6人以上になると直接戦闘に参加できなくなるというシステムになっています。これがいわゆる文官タイプ(武力や兵士数が低く知力が高い傾向の武将)であればまだいいのですが、劉備や馬謖や姜維のように文武両道の武将を軍師に任命する必要がある場合は事情が変わってきます。そこで、軍師に任命した武将がどのような処理で隊列の一番後ろに回されてしまうのか調べてみました。その結果、大まかに言うと「戦闘開始時にまず隊列の人数をチェックし、6人未満である場合は各武将の状態をチェックし、正常であれば隊列の位置そのまま、それ以外の状態の武将は隊列の最後尾に変更する。6人以上の場合は軍師を隊列の最後尾に移動させるが、負傷中の武将がいる場合は更に軍師の後ろに配置する」という処理内容でした。ここで言う武将の状態は「00=負傷中(戦闘不能)、40=軍師、80=正常、C0=正常かつ軍師」の4種類で、この処理内容を変更すれば軍師に任命した武将も隊列の変更がないまま戦闘に参加できそうです。つまり「隊列が6人以上でも6人未満でも武将が正常な状態であれば隊列の位置そのままを維持し、負傷中の武将のみ隊列の最後尾に変更する」とすればよいのではないでしょうか。この仮説を基に改変を行い、成功すればパッチとして公開する予定です。
ホバーにおける最後の懸案であった水煙ですが、意外と簡単に解決できました。土煙の処理を調べてみたところ茶色のグラデーションを透過させて煙に重なった色(機体の色や背景の色)に馴染ませる処理をしていましたので、これをグレーのグラデーションを透過させて背景色に馴染ませるように変更してみました。この変更により、水上では上の写真のようにやや青みがかったグレーの水煙に、草原では下の写真のようにやや緑がかったグレーの土煙にできます。今回はRGBが全て同一のグレーでグラデーションを掛けていますが、好みによっては青みがかったグレーのグラデーションにしてもいいかもしれません。土煙のグラフィックそのものは無理に変更するほどのものではないと思っていたのでこの結果には割と満足しています。
個人的な収穫としては、今まで基地や道路の上でも移動時の煙がやたらと茶色になっているのが少々気になっていたのですがこの変更によりそれぞれの背景色に近い色の煙にする事ができるようになりましたので、ホバーの導入の可否に限らず今後はこのグレーのグラデーションの煙を使用する予定です。なお、グレーのグラデーションをもっと白に近付けていくと白が濃い煙にする事もできますので、ロボットアニメの表現でよくある濛々と立ち上る白煙にしたいのであればそれもアリかもしれません。
こちらの写真は前述の通り草原ですが、グレーのグラデーションのおかげで特に今までと大きく印象が変わっているような感じは少ないのではないかと思います。また、今回のパレット調査で他のエフェクト(スラスターの噴射炎やオーラコンバーターの光、スクリューっぽい水の泡の色など)の領域も見つける事ができましたので、個人的に気になっていたスラスターの噴射炎を下の写真のように赤から青に変更してみました。
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