天地を喰らうシリーズは策略を使うにあたって「軍師」に任命された武将がいないと使用不能になるのですが、軍師に任命された武将は戦闘が開始されると隊列の一番後ろに配置され、隊列が6人以上になると直接戦闘に参加できなくなるというシステムになっています。これがいわゆる文官タイプ(武力や兵士数が低く知力が高い傾向の武将)であればまだいいのですが、劉備や馬謖や姜維のように文武両道の武将を軍師に任命する必要がある場合は事情が変わってきます。そこで、軍師に任命した武将がどのような処理で隊列の一番後ろに回されてしまうのか調べてみました。その結果、大まかに言うと「戦闘開始時にまず隊列の人数をチェックし、6人未満である場合は各武将の状態をチェックし、正常であれば隊列の位置そのまま、それ以外の状態の武将は隊列の最後尾に変更する。6人以上の場合は軍師を隊列の最後尾に移動させるが、負傷中の武将がいる場合は更に軍師の後ろに配置する」という処理内容でした。ここで言う武将の状態は「00=負傷中(戦闘不能)、40=軍師、80=正常、C0=正常かつ軍師」の4種類で、この処理内容を変更すれば軍師に任命した武将も隊列の変更がないまま戦闘に参加できそうです。つまり「隊列が6人以上でも6人未満でも武将が正常な状態であれば隊列の位置そのままを維持し、負傷中の武将のみ隊列の最後尾に変更する」とすればよいのではないでしょうか。この仮説を基に改変を行い、成功すればパッチとして公開する予定です。
以前作成したまま放置していた、敵チームへのレベル補正を変更するパッチを公開しました。以下のURLからダウンロード可能です。
https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/14
パッチを適用すると、上記の写真の状態から下記の写真のような状態にレベル補正が変更されます。基本的には「GKとエースのレベルは自軍の最高レベルの選手+3、一般選手のレベルは自軍の平均レベル+3」となり、これに試合ごとに設定されたレベル補正設定が加わるので、場合によっては自チームと敵チームとのレベル差が4~5程度になる事もあります。ついでと言っては何ですが「浮き球バグ」も修正しています。これで常に「正常に手強い戦い」ができるようになるかと思います。
また、フォントを4独特の読みにくい明朝体(?)から1~3の雰囲気に近いゴシック体に書き替えて視認性を向上、今までの記事で紹介した実況の「くん」表示削除や昇龍脚のアニメ演出変更、タイトル画面の翼の襟の色指定ミスなども変更しています。
4に関しては今後も色々と変更や修正したい部分があるので、暇を見つけて解析や変更を続けていきたいところですね。
今後の主な解析や変更予定は以下の通りです。
- フーリア、ニスケンス、ピピンなどの一部キャラにファンベルグと同様の補正能力を追加。
- シナリオメッセージの誤字・脱字の修正。
- PKのシステムメッセージの「どこにとぶ?」と「どこにける?」の「くん」の修正など、一部システムメッセージの変更や見直し。
- ガッツ消費バランスの変更。
- カットイン適用枠の拡大。
- 必殺技使用キャラ枠の拡大。
- サトルステギやリベリオやマッハーなど、1~3に登場したキャラの復活、及びクラブ未所属キャラを各地のクラブに振り分け。
- オリベイラなど5のベテラン系キャラを一部輸入し、各クラブやナショナルチームに振り分け。
- ダイビングヘッドのような汎用必殺技の追加と各キャラが使用できるように設定。
- アニメ処理速度の変更。
- シナリオ内の矛盾点を検証し一部改変(主にDルートになると思います)。
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