MSU-1を使用したBGMファイル再生パッチですが、テストを重ねたところ色々と不具合が見つかってしまい作業が難航しています。最初に難航したのは安定したBGM再生ができないという不具合でしたが、これは主にMSU-1のコマンドパラメーターを書き込むRAMの選定箇所が問題だった(未使用領域だと思っていた場所が実際には使用領域だったためコマンドパラメーターが上書きされてしまう)事が判明し、コードの記述が長くなるのを覚悟で未使用と思われる普段のパッチ作成では使用しないRAM領域に一時データを収める事で解決しました。しかしこれだけではまだまだ問題が解決していません。現状では以下のような課題が残っています。 モノラル/ステレオフラグを使用する事でBGMのSPC/MSU切り替えが可能になったが、これによりBGMを強制ステレオ化(或いは強制モノラル化)する処理が必要。 MSUモードの状態でサウンドテストを使用し、選択したBGMをそのままの状態で再度選択するとそのBGMが頭から再生されない、または無音になる。原因は不明(但し、別のBGMを選択した後であれば問題なく再生は可能)。拘るのであれば強制的にBGMを再度再生するためのサブルーチン作成が必要か? MSUモードの状態でカラオケモードを選択すると正常に歌詞が流れない(戦闘アニメーションだけが流れ続け、何かボタンを押せばキャンセル扱いでカラオケモードが終了する)。拘るのであればカラオケ画面読み込み時に強制的にSPCモードにし、カラオケ画面から抜ける際に直前のモードフラグを復帰させる機能が必要。 MSUモードからSPCモードへの切り替え時に、画面切り替え等で次のBGMが再生されるまでの間は無音の状態になってしまう(逆の場合は次のBGMが再生されるまでMSUのBGMが流れ続ける)。モード切り替え時に2006(MSUボリューム)を強制的に0にする処理をしている事が原因であるため、SPCでのBGM再生時のサブルーチン内部に2006を0にするコマンドを組み込めば解決できるのではないか。 MSUモードでは従来のBGM継続パッチは使用不能。MSUモード専用のBGM継続パッチを作成し、SPCモードとMSUモード双方のBGM継続プログラムをROMデータ内に収録し、必要に応じて切り替える必要がある。 これだけの労力を割く必要があるのか...
ファミコン版の元祖ファイアーエムブレム「暗黒竜と光の剣」自体はかなり前から解析をしているのですが、面倒になって放置している状態が続いています。職業そのものに上下関係を与えない、武器なしでの戦闘システム、戦闘アニメの改善、アイテムによる兵種変更など、やりたいことは色々とあるのですが、いざ実行するとなるとモチベーションを保つのが大変ですね。 とりあえず今回は、トライアングルアタック枠の拡大です。現状では通常のパオラ・カチュア・エストの他に、サジ・マジ・バーツ、ハーディン・ロシェ・ビラク・ザガロ・ウルフ、ミディア・トムス・ミシェランといった組み合わせで発動します。ザガロとウルフは発動に参加はできるものの、接近戦ができるクラスに転職した場合のみ本人から発動が可能となるというやや使いにくい仕様ですが、これを改善する方法が今のところ見つからないので仕方がありません。もっとも、弓でトライアングルアタックが使えると強力すぎる気もしますが。また、ミディアは「封印の剣」のオスティア重騎士団に倣ってアーマーナイト系のクラスに変更する予定ですので、 これはこれで面白い使い方ができるかと思います。