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キャプテン翼4 ドリブルバグ修正計画

 久々にキャプテン翼4をプレイしていて気が付いたのですが、フィールドで選手がボールを保持してドリブルをしているお馴染みの画面で、よく見ると上の写真のように画面の右端に妙な黒い線が走っているのを確認しました。最初は私が各データの位置を色々と移設した際に何か作業を誤まったのかと思っていたのですが、何も改変していない元のままのデータのROMでプレイしても同じ現象が発生したのでこれは何らかの不具合=バグではないかと思われます。一応これを消す方法は見つけたのですが、それを実行すると以下の写真のようになってしまいます。  確かに画面右端の黒い線は消えましたが、今度は画面の下半分に表示されるレーダーのコート図面が消えてしまいます。どうやらこの画面を表示するにあたってカットインやクローズアップ演出を表示する定義と同じスクリプトやコマンドコードでの設定がされているようなのですが、この定義のうちコート図を表示する定義(=ID15)に設定ミスがあるようなのです。この写真はコート表示に使用するスクリプトIDを無効化した状態でコート図もラインも消えるのですが、これをプログラム側から修正しようとすると何故かコート図だけが消滅して黒いラインはしっかりと残るので、このスクリプトやコマンドコードの場所を特定しない事には完全な修正は不可能です。まだ調査を始めたばかりでスクリプトそのものの記述場所が特定できていませんが、正式に修正が完了した際には修正パッチを公開する予定です。
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第4次スーパーロボット大戦 特定条件下で性能が変化する機体の設定について

 以前、エヴァンゲリオンの「暴走」システムの再現に関する考察でも少し触れたと思いますが、特定条件下でパイロットが変更されるように設定できるのと同様に、特定条件下で機体を変更する事も可能です。仕組みとしては機体のデータがチェックされる段階で搭乗しているパイロットやその所持スキルやレベルや気力などを取得し、任意の条件下に適合している場合のみWRAM(SRAMの機体データを書き換えてしまうと恒久的に変化してしまうので注意が必要です)に置かれている機体のデータを別のものに変更してしまえばよいのです。これにより、例えば「Zガンダムにレベル30以上のカミーユが搭乗しており、かつ気力が130以上の場合はハイパー化状態のZガンダムになる」といった事が可能です。この場合、ハイパー化状態のZガンダムは通常時のZガンダムとは別IDの機体で、色がピンクになっており各種性能が上昇、機特殊能力にオーラバリアが備わっていて武器にはハイパー化ビームサーベルやウェイブライダー突撃が追加されているものを用意すればいいという事になります。同じようにレイズナーのV-MAX状態やF91の最大稼働状態なども再現しようと思えばいくらでも再現自体は可能です。ただ、作業自体は簡単ですが、基本的にこういうシステムを取り入れたとしても基本的にリアルロボット勢の優位性を更に高めてしまうだけに留まる可能性が非常に大きいので、かなり上手くバランス調整をしないといけない作業になるのではないかと思われます。

ファイアーエムブレム紋章の謎 ハマーンバグ修正完了報告と次の課題

     初期版のROMでハマーンの杖を使用する際に対象武器選択画面でキャンセルすると経験値が獲得できてしまう不具合、通称「ハマーンバグ」ですが、こちらも不具合の修正は完了しました。やはり予想通り、ウィンドウを開いて対象武器を選択する時点で経験値の取得やレベルアップ判定のサブルーチンが展開されるようにプログラムされていましたので、これを武器の使用回数回復時に展開されるようにサブルーチン呼び出し位置を変更(例によってデータを挿入するスペースがないのでジャンプ命令で別の位置に移動)する事で本来の仕様になりました。  なお現状では写真の通り、対象武器を使用できないクラスがその武器を持った状態でハマーンを使うと対象者のグラフィックやクラス表示がおかしな事になってしまいます。これは初期版ROMで確認されている既知の不具合ですが、このバグ自体では特にゲーム進行に問題が出る訳ではないので放置しておく事は可能です。しかしできる事ならばこちらの不具合も何とか修正したいので、不具合が発生する原因とその対策を調べてみようと思います。

ファイアーエムブレム紋章の謎 財宝バグの修正完了報告とシューター導入計画

 初期ROM版紋章の謎のバグ修正の進捗ですが、とりあえず「隠れた財宝の入手時にコントローラーのボタンを押すと使用回数がおかしくなるバグ」は修正できました。  バグの原因を簡単に説明しますと、隠れた財宝を入手する際には財宝のある場所に待機したユニットのクラスが盗賊かどうか判定し、盗賊であれば財宝を入手、そうでない場合は運のよさの確率で財宝を入手するというプログラムが組まれています。この時、財宝を発見すると「かくれたざいほうを はっけんした!」というウィンドウを表示するためのサブルーチンが展開するのですが、その際に一旦RAMの上位と下位を入れ替え、更にコントロールを制御するサブルーチンに飛んでいます。このサブルーチン内でアイテムの使用回数を一時的にRAMに読み込み、サブルーチンから戻る際に再びRAMの上位と下位を入れ替えてコントローラー制御を解除、そして元の状態に戻せばRAMに読み込んだ入手アイテムの使用回数が正常に書き込まれるのですが、この命令が記述されていないためにアイテムの使用回数ではなくコントローラーのボタンを押した数値が読み込まれてしまい、そのままサブルーチンが終了するのでアイテムの使用回数がおかしくなるというものでした。  バグの修正方法としてはこのRAMの上位と下位を入れ替えるコマンドを挿入すればいいのですが、挿入する余地がないので空きスペースにジャンプ処理をしてそこでRAMの上位と下位を入れ替えて再びジャンプで元の位置に戻ってくるという方法を採用しました(サブルーチン処理化すると何故かフリーズしてしまうのです)。この修正分だけをパッチ化してもいいのですが、さすがにこれ一つだけではほぼ需要がないと思われますので、もう幾つか不具合を修正するパッチとセットにしてから公開する予定です。  さて、バグの修正だけではつまらないので何かしらの改変要素を追加できるパッチを作ろうと思っているのですが、例えばホースメンが下馬するとスナイパーになる(=ハンターがホースメンにクラスチェンジ後に下馬するとスナイパーとして使える)というものや、以前も少し触れましたシューターを自軍で使用可能にする要素などはいかがでしょうか。シューターは戦士からオリオンの矢でクラスチェンジ可能なクラス(戦士ならば力があるのでバリスタを運べそうですし…)とし、通常は移動不能(その場で攻撃するしかない)で